福島第一原発(イチエフ)過労死事件の賃金未払い裁判が判決を迎えます。
整備士として働いていた猪狩忠昭さん(57歳)は、100時間/月を超える時間外労働(残業)を長期間強いられ命を落としてしまいました。
猪狩さんを雇用していた、いわきオール(株)は「社用車運転、納品・納車、ミーティング、防護服の着用に至るまでいずれも労働時間ではない」と主張し、残業代の適正な支払いを拒否しています。
2月25日には元同僚のMさんが裁判所での証言に立ちました。
Mさんは、イチエフに向かう途中に元請・宇徳への納品を命じられていたこと、そのため猪狩さんとともに早朝4時半に出社していたこと。構内で作業をはじめる前にセキュリティチェック、移動や装備品など様々な準備が必要なこと。帰社してからも同僚の作業を手伝い、遅い日は18時頃まで作業をしていたことなど労働実態を詳しく証言してくれました。
Mさんの証言によって、いわきオールの主張は崩れ去りました。
3月26日、いよいよ判決を迎えます。原発労働者の安全と権利、名誉を守るためにも損害賠償裁判ともども注目と支援を訴えます!!
3月26日(木) 福島地方裁判所いわき支部
(いわき市平字八幡小路41)
12:30~アピール行動(裁判所前)
13:10~判決
※同日、損害賠償裁判の弁論準備(電話会議方式・非公開)が行われ、また、私たちも記者会見を予定しているため今回は裁判傍聴後の報告集会は行いません。
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