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この間の取り組み~①三回忌

三回忌 11・30の行動呼びかけが随分と久しぶりの投稿になりました。 夏以降、何もしていなかった訳ではありません(笑)。簡単に、夏以降の取り組みを報告したいと思います。 10月26日は猪狩忠昭さんの三回忌でした。 昨年の一周忌は、遺族の方と支援者10数名でささやかな集まりの場を持ちましたが、今年は台風被害のこともあって集まりは中止にして、遺族のお墓参りに同行しました。 「あれ!?先週来た時には無かったのに」。墓前で手を合わせていたA(忠昭さんのお連れ合い)さんが呟きます。聞けば、先週(10月19日)に親戚一同と三回忌の集まりを持ったそうですが、その時には無かったものが墓前に供えられているとのこと。 墓石の隅には缶ビールとペットボトルのコーヒーがお供えされていました。 「どなたかが、来ていただいてお供えくださったんですね。友人の方でしょうか、同僚の方でしょうか、イチエフで一緒に働いた方でしょうか…?」 私たちは生前の猪狩忠昭さんを知りませんが、このAさんの言葉の中に人々に慕われる忠昭さんの生前の姿を見出したのでした。 「11月30日に、いわきオールへの申し入れ行動を行います。労働組合としてやるべきことをやってきます。」と、心の中で忠昭さんに語りかけながら、墓前で手を合わせてきました。 皆様、11月30日の社前行動と集会へのご参集をよろしくお願いします。

11・30 いわきオールへの申し入れ行動・裁判報告集会への参加を呼びかけます!!

2017 年 10 月 26 日、福島第一原発構内の車両整備工場で働いていた猪狩忠昭さん( 57 歳)が防護服のまま倒れ、帰らぬ人となりました。死因は致死性不整脈でした。 猪狩さんは、亡くなる直前の半年間で 100 時間を超える時間外労働を強いられていたことが分かり、遺族の奮闘によって労基署は長時間労働による過労死が原因とする労災を認定しました。しかし雇用主である、いわきオール、元請の宇徳、東京電力から遺族に謝罪の言葉はなく、話し合いも拒否したままです。 猪狩さんは、亡くなる直前の半年間で100時間を超える時間外労働を強いられていたことが分かり、遺族の奮闘によって労基署は長時間労働による過労死が原因とする労災を認定しました。しかし雇用主である、いわきオール、元請の宇徳、東京電力から遺族に謝罪の言葉はなく、話し合いも拒否したままです。 いわきオールは時間外手当(残業代)の支払いを求める裁判でも、猪狩さんが早朝4時半から夕方18時まで作業をしていた実態をタイムカード等で知りながら「社用車運転・修理車両の納品、ミーティング・防護服の装着に至るまで、いずれも労働時間ではない」と主張し、時間外手当の適正な支払いを拒否しています。 2019年2月、遺族が原告となっていわきオール、宇徳、東京電力に対して損害賠償を求める裁判を起こしました。長時間労働を放置し時間管理を怠ったこと、整備工場内に電話も設置せず携帯電話を持った人間を配置するなど速やかに適正な診察を受けさせる体制を構築することを怠ったこと、死亡当日の記者会見において「労災、過労死ではない」と発表したことに対しての損害賠償を求める裁判です。 いわきオールは時間外労働の存在を否定し、宇徳は猪狩さんが早朝に納品作業をしていたことを知りながらもなんの関係もないという態度をとり続けています。救急体制、記者会見の問題も東電・宇徳は責任を認めようとしていません。 私たちは、いわきオール・宇徳・東京電力の責任逃れと居直りを許さず、法廷内外での取り組みを強化していきます。裁判報告集会といわきオールへの申し入れ行動にご参集ください。 11月