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Mさん証人尋問

 2月25日、未払賃金裁判で猪狩忠昭さんの同僚であったMさんの証人尋問が行なわれました。  久しぶりの公開での裁判ということもあって、裁判所の前でアピール行動を行ってから裁判に臨みました。アピール行動ではいつも駆けつけてくれる宮城合同労組や、ふくしま連帯ユニオン、東京労働安全衛生センターの仲間の他にも、東京から駆けつてくれた全国一般労働組合全国協議会の仲間や、あらかぶさんを支える会からも発言を受けることができました。  証人として出廷したMさんはとても誠実に労働実態について証言をしてくれました。  早朝4:30に出勤し、それがイチエフへの入構に必要なIDやWIDの準備であり、元請宇徳から命じられた検温、血圧測定のためであったこと。宇徳からの依頼でイチエフ入構前に宇徳事務所に寄って納品を行い、それはいわきオールの業務として行っていたこと。  イチエフに着いてからも、決められた移動ルートを使っての移動や、セキュリティチェックや入構手続き・構内の移動などでどれくらい時間がかかるか、「休憩時間」と言われている時間が実際は作業の準備時間であったとについて詳細な証言をしてくれました。  被告・いわきオールの新妻弁護士からの反対尋問も行われ、新妻弁護士は「誘導尋問のようなことはしたくない」と前置きしながら、過去に新妻弁護士はMさんへの聞き取りを行った際に、Mさんが「(いわきオール)馬目社長から、『高速を使ってもいい』と指示された」と言っていたことを問いただしました。しかしMさんは「それは労基署の指導が入った後であり、猪狩さんと一緒に働いていた時のことではありません。猪狩さんと一緒に働いていた時には(『高速を使ってもいい』という指示は)、私は聞いていません」と力強く答えてくれました。  構内の準備時間を短くしようとする質問、例えば「防護服を脱ぐのにはどれくらいの時間がかかりますか?」という質問にも、「脱ぐのだけなら1分くらいですが、スクリーニングがあります。」と実態をきちんと証言してくれました。  裁判官も補充尋問を行い、サマータイム時の休憩について「トイレやタバコ、コーヒーを飲んだりはできますか?」という質問にも「それはできません」とはっきりと答えてくれました。(裁判官のこの質問は、後の報告集会でも「あまりににもイチエフの実態を知らなすぎる」と

3・1集会、変更と延期のお知らせ

 直前の連絡になってしまいましたが、3月1日に開催予定であった 「福島第一原発過労死の遺族の話を聞く集い 」は、以下のように変更・延期となりました。 以下、変更/延期の経緯について「福島を救え!大震災義援ウシトラ旅団」の公式FBと主催者のお一人である、杉山さんのメールを貼り付けます。 ★★★「福島第一原発過労死の遺族の話を聞く集い」は延期★★★ 代わりにプレ企画・フリートーキング 「福島浜通りと原発労働者のいま」(仮)を行います。 ・いわきから、いわき自由労組の牧野、ウシトラ旅団の平田が参ります ・開催場所、時刻は変更ありません。 コロナウイルスによる首都圏の状況を鑑み、猪狩さんのご遺族を東京に招いての集会は延期になりました。延期開催の日時はまた改めてご案内することになります。 遺族から「命を大切にしよう」という思いでこの裁判をやっている自分たちとしては、3月1日に集会を持つことに躊躇すると、表明がありました。 多摩の主催者の杉山、いわき自由労組牧野、ウシトラ旅団平田、ご遺族の妻・妹で真剣な話し合いをしました。当初予定の集会を行うのであれば、妻のAさんがいらしゃると意思表明もありました。 その結論で、当初の目的の集会を延期し、その集会のプレ企画として、上記の小さな集まりを持つことにしました。原発労働者が置かれている現状について考え、自由に討論する場にしたいと考えています。 主催者より改めて正式の告知がなされると思います。まずはこのフェイスブックの読者の皆様へ、急ぎお知らせいたします。(福島を救え!大震災義援!ウシトラ旅団公式facebookより ) ============================================= 皆さんへ いわき地裁で公判のあった晩、新型コロナウイルスの流行にあたり、どのように3・1集会に臨むのかを確認しました。みんなの命を大切にしたいと、猪狩忠昭さんのご家族から発言がありました。それぞれが自分のやりかたで自らを守ろう、という意見も出されました。互いの思いを認めた上で、3・1集会は当初の内容を変更しておこなうことにしました。 猪狩忠昭さんのご家族を招いておこなう当初の企画はいったん延期とし、3月1日は、牧野悠さん(いわき自由労組)と平田誠剛さん(丑寅旅団)から、福島県浜通り

3/1 「福島の現在を聴く-猪狩忠昭さんのご家族をお招きして」への参加のお誘い

 たま歴史苦楽部と一橋大学大学院社会学研究科の共催で以下の集会が開かれます。 たま歴史苦楽部の方々は、毎年いわきや双葉郡を訪れ、避難を強いられた富岡町住民らとの交流を継続されてきた方々です。東京近郊にお住まいの方はぜひご参加ください。 「福島の現在を聴く-猪狩忠昭さんのご家族をお招きして-」 日時:2020年3月1日(日) 午後2時~4時30分(1時30分会場) お話:猪狩忠昭さんのご家族(いわき自由労働組合の牧野さんにも状況報告していただきます) 場所:一橋大学第3研究館3階307研究会議室(東キャンパス) (JR中央線国立駅南口から徒歩15分) 資料代:500円 主催:たま歴史苦楽部 共催:一橋大学 大学院社会学研究科

2/25 Mさん証人尋問傍聴と報告集会へ!!

イチエフ過労死事件・賃金未払い裁判 猪狩さんの同僚 M さんが証言に立つ !! 裁判傍聴・報告集会へ !! 福島第一原発(イチエフ)過労死事件での賃金未払裁判が大詰めを迎えようとしています。 2 月 25 日は、猪狩忠昭さんが亡くなった当日も一緒に現場で働いていた M さんの証人尋問が行われます。 いわきオール(株)は猪狩さんの死が「長時間労働による過労が原因」と労基署に認定され是正指導を受けてもなお、「残業はなかった」「納品・納車、ミーティング、防護服の着用に至るまでいずれも労働時間ではない」として残業代の適正な支払いを拒否しています。その姿勢は裁判のなかでも変わりません。 M さん証人尋問は、いわきオールの主張を打ち崩す大事な局面になります。また、証人尋問が終われば、結審-判決へと進むことも充分に考えられます。傍聴席を満員にして、 M さんの証言を見守りましょう !! そして勝利判決を勝ち取りましょう !! 損害賠償裁判ともども更なるご支援を訴えます !! 2 月 25 日(火)福島地方裁判所いわき支部 (いわき市平字八幡小路 41   TEL:0246-22-1321 ) 12:30 ~アピール行動(裁判所前集合) 13:30 ~証人尋問傍聴 ■裁判報告集会(同日)■ 15:00 ~いわき市労働福祉会館(中会議室) (いわき市平堂ノ前 22   TEL:0246-24-2511 )